言葉の力


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昔から「言霊」という言葉がある。

普段の生活で意識する事はないし、実感することも私はないけれど。

こんな風になりたい。あんな風になりたい。

私は、大丈夫。私なら、できる。私は、優秀だ。私の恋は、必ず上手くいく。私の人生は、薔薇色だ…と、いくら声に出し言葉にしても、願いの大小によっては、全てが叶うわけではない。具体的かどうかにもよるだろうけど…

そう。これって、経験によって誰だって知っていることだ。言霊は、どこ行った?なんてこと、歳を重ねれば重ねるほど、腐る程ある。

それでも、私は言葉にする。

後ろ向きの言葉などいらない。

自己否定の言葉などいらない。

前に向く言葉を口にする。

自己肯定の言葉を口にする。



そして、ふとした時に、誰かを動かす言葉を口にしていることに驚き、動かされた時に、あぁこれか。

と、思うのである。

言葉には、魂が宿る。



年末年始に、私は中国に行った。

その日程を決め、航空券を購入したのは、昨年12月25日のクリスマス。

12月23日まで、私は旅行をするつもりなど全くなかった。

年末年始は、航空券がとても高いというイメージが先行していたし、混んでいると思っていたから。そしてなにより、1月の2週目には、台湾に行くことが決まっていたから。

だから、調べることもなかったし、お正月は、箱根駅伝を見て、友達と近所で遊ぶかな。と思っていた。


そんな私に、23日。(私は、休日出勤だった)

会社の同僚が、一緒に韓国に行かないか?と誘ってきたのである。

同僚は、冗談だった。

同僚は、家族で行くし、私が笑い飛ばすと思っていたようだ。

が、私は違った。

行こうかな。


同僚は、それを聞き、突き放しにかかる。

実際、私も同僚家族と行くつもりはなかったけれど、その言葉の変容ぶりに、心がニヤつく。一緒に行くと言い張った。

最終的には、成田か韓国で会いましょう。と言って、同僚とは、その日が昨年、最期の日となった。


そう。

その同僚の何気ない言葉で、行こうかな。と、私はやる気を出した。行くつもりなど、微塵もなかったのに、会社帰りには、行くぞ!と調べ始めた。


行動変容を促す言葉。


言葉の力を垣間見た、私の些細な出来事であった。